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2007年 11月 05日
爆発的経済成長を続ける中国の代表格である上海市は現在、「4つの中心」構想をもとに、そのインフラ設備を急速に整えつつある。この「4つの中心」とは、1.国際経済の中心 2.金融の中心 3.貿易の中心 4.海運の中心であるが、この洋山港はまさに海運の中心を目指す大きな足がかりである。そもそも上海市にはこれまで水深15メートルクラスの大型コンテナ港が存在しなかった。そのため、上海へやってくる大型コンテナ船は上海近隣の港でコンテナの積み替えを余儀なくされていた。1995年8月、そんな現状を打破すべく上海市に国際的物流の中心となるコンテナ港建設が30kmの沖合いに浮かぶ洋山島に決定され、足がけ10年を経て2005年12月10日に第1期のコンテナ港と洋山保税港区が完成し、現在は総延長3000mの岸壁を供用している。2006年の実績では上海港全体で20フィートコンテナに換算して2,200万、東京港の年間扱い量の約5倍、世界第三位の扱い量だ。また陸上とのアクセスは、長さ32.5キロの東海大橋で結ばれ、上下あわせて6車線の高速道路が海上を貫く。東京アクアラインの全長15.1kmと比べれば、いかに長いかが理解できる。実際、港区の入口ゲートからは埠頭らしきものは全く見えず30分ほど走ったところではるかかなたにコンテナクレーンを備えた島が見えてくるという万里の長城を髣髴とさせる途方もないものであった。
しかし離れ小島に居住していた漁民を強制的に立ち退かせて港を作り、さらに海上に橋を架けて本土とつなげるとはやりすぎの感も否めない。共産主義国家という権威とシステムがなければたった10年間では完成しない施設だと痛感した。このとてつもない建造物の視察に世界中から港湾関係者が訪れるわけだが、建設の裏には日本とは比較にならない位の環境破壊や人権を無視した行為があったのだろうと思われる。専門家ではないので詳しいことはわからないが都市-農村間の所得格差、資源浪費型成長など不安定要素の多い中国経済の中で洋山港が「国破れて、巨大釣堀あり」などといいう状況になる可能性もあることも想像してうすら寒くなった。 バスの車内から見た東海大橋。右にカーブした先が洋山島 港を見渡せる展望台。「洋山深水港」と金文字で岩に彫ってある。 ビジターセンターの写真。下が建設前の洋山島の写真で漁民の民家が転々としている。 コンテナ埠頭全景 ビジターセンターの模型。奥が上海市内。 クレーンの上の黒い点は、チョウゲンボウ。様変わりしてしまった環境に何思う...
by coconchi
| 2007-11-05 18:49
| トリとめもない話
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