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2007年 08月 30日
2007年8月13日
もうご来光も見たし、と思ったが貧乏性のせいか山に来たからには元をとらんとねえとばかりにまた3:00過ぎからゴソゴソやりだして、4:00に小屋を出る。今度はライチョウの砂浴び場方面から日の出を眺めることとする。ご来光を待っていると昨日知り合った、みなみらんぼう氏に良く似た男性が上がってきて、「やあ鳥屋さん、今朝もがんばってますねえ。」などと陽気に声をかけてくれる。ありがたい。らんぼう氏をふくめた数名でご来光を眺める。今朝は若干太陽の方向に雲があったがそれが逆に微妙な変化を作って昨日とは全く違った日の出をつくりだしてくれた。自然の作り出す芸術はすごい!!らんぼう氏はかなり興奮して「もう一年分の日の出を見たみたいだあ~」と相棒の方に記念写真をたくさんとってもらっていた。日の出後、皆さんが朝食に小屋に帰った後もしばらく砂浴び場でうろうろするがダメ。そのうちどこからか青年がやってきて「稜線にシカがいましたよ。」とうれしそうに教えてくれる。注意して回りをみると、ハイマツの間にシカの足跡らしいものがたくさんついている。ライチョウの砂浴び場にばかり気がいって今まで気づかなかったが、やっぱり仙丈ヶ岳でもシカが頂上近くまで来るんだと複雑な気持ちになる。その後小屋に戻って藪沢カールを確認するがダメ。 一方で、花が落ちて花柱が開くまえのチングルマを見つけて撮影。 このタマネギのような状態は初めて見たので新鮮であった。 6:30 小屋の主人にお礼を言って小屋をあとにし、小仙丈ヶ岳へ向かう。この稜線がライチョウと出会える最後のチャンスである。ゆっくりと、コースタイムの三倍位時間をかけて探しながら行くが結局会えずじまい。小仙丈ヶ岳をあとににしあとは下るだけだ。また来年期待しようと自分に言い聞かせて下りにとりかかり30秒後、なんと登山道脇のハイマツの中から、「グエー」っというカエルを踏み潰したようなライチョウのダミ声が聞こえてくるではないか!! この藪のどこかに..... 「ついに出た~。」とお姿を拝見しようとしばらく佇んでみるがなにせ頂上直下で登山客も多く道が渋滞してしまい私の居場所もない。 それでも帰りのバスの時間を逆算してここにいられるまでいようと30分位待ったが結局姿は見られず。しかしあの場所であのタイミングでライチョウの鳴き声が聞こえたというのは偶然とは思えない。砂浴び場の発見といい、これは来年またいらっしゃい。というライチョウの神様のメッセージとも思われた。後ろ髪を引かれる思いで北沢峠にドドッと下る。標高も2300mに下がってきたとこで「ミャオミャウオ」という猫のような声と共に、カタカタッという音がした。何かの動物なのだろうが姿を確認できなかった。 高度も2100mとなり山旅も終わりに近づいたからだろうか?メボソ様とルリビ様の少し寂しげにも聞こえる鳴き声に哀愁を感じつつ下り続けていると、朝日の出をご一緒したらんぼう氏が後ろからやってきた。ライチョウの声だけは最後の最後に出会えた話をしたら、彼は北アルプスの燕岳の山小屋の前で見たとの事。ライチョウが人間に近寄ってくるとおっしゃっていたがまさか餌付け?!...なんてことを考えつつ12:25に無事北沢峠着。 朝から水で戻したα米の五目ごはんしか食べていないので北沢山荘で山菜の佃煮つきの天ソバをかきこみ(味は駅ソバ程度 2000mの飯屋ですから贅沢言えません)12:55のバスで無事広河原に到着。広河原から芦安駐車場までの足としては山梨交通のバスもあるが乗り合いタクシーも同じ料金で5-6台客を引いていた。客引きタクシー = アジア諸国のアブナイ白タクという先入観が出てしまいついバスを選択したが、すでに空席がなく乗車口のステップにすわって一時間バーにつかまっていたので手が痛くなった。後から思えば乗り合いタクシーのほうが絶対快適であった。ただしバスの席同様早い者勝ちが原則だ。バスは南アルプス林道を強引に走り、予定より5分ほど早く芦安バス乗り場に着いた。 芦安駐車場についてであるが、バス乗り場の回りに何箇所かあるので満車になることはないが、当然近いところから埋まってゆく。しかし遠いところだとバス乗り場まで徒歩15~20分位かかる。しかも道路は急坂でけっこうしんどいので心の準備されたし。 着くなり3日間の汗を落とそうと第五駐車場横の金○×温泉という市営の施設に直行。 車の後方に見えるのが金○×温泉(別名金取り温泉 なんてね~) 入浴料550円。受付で1,000円札を出したらいきなり「細かいのありませんか?」と言われた。10,000円札ならともかく1,000円札で細かいのとはアアタ、細かすぎないか?「それならつり銭が450円と細かくならないように入浴料を500円にしたらどうなんだよ~。市営なんだし。」とせっかくリフレッシュした気分を損ね細かいのがあったが「ありません。」と言ってやった。脱衣所も狭い。洗い場は3箇所のみ。それに入浴後に座る椅子も場所もなく、500円追加して休憩室を使わせようとする魂胆である。しかも玄関にはただいま物議をかもしだしている横綱朝青龍の朱色ギラギラの手形色紙と写真がバッチリ飾ってあった。となりに白鵬のもあったが。カレンダーも日本相撲協会。民営ならともかく公共の施設が相撲だらけというのはいかがなものか?登山者諸君、金○×温泉に要注意せよ。それから駐車場の近くなのでどうしても登山客が集中し込み合う。ちょっとがまんして少し下ったところにも日帰り温泉があるのでそちらのほうがおすすめかも知れない。○渓園とか何年か前に行ったが、同じ市営ならそちらの方が個人的には好きだ。まあブツブツ言いながらも汗は流してさっぱりしたので気分を変えて、芦安山岳館も見学した。 かの有名な塩沢久仙氏が館長の山岳に特化した珍しいミュージアムである。見学者は私を含め3-4人しかいなかったが、せっかくここまで来たのだから、登山者の皆さん、是非寄ってみると南アルプスが一層好きになりますよ。 そんな訳で今年も良い命の洗濯ができた。来年は生ライチョウに出会えますように…
by coconchi
| 2007-08-30 15:16
| Nature
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