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2007年 08月 24日
2007年8月12日
3時過ぎにはゴソゴソと起きだし、A氏に仙丈ヶ岳の頂上に先に行っていることを告げて4:00に出発。昨日に続き雲ひとつない快晴である。頂上までは20分ほどの道程であるが、途中藪沢カールの中で「グエー」っというカエルを踏み潰したようなライチョウのダミ声が聞こえた。実物を見ていないのではっきりしたことは言えないが、2年前も同じ場所で聞いている。がぜんやる気が出てきて頂上へ急ぐ。 4:25仙丈ヶ岳到着。4:55真っ赤な太陽が昇ってきた。 一昨年、頂上でのご来光の時はイワヒバリが乱舞したりブロッケン現象にも遭遇したり、かなりドラマチックであったが今回は天気が良すぎた。しかしながら北アルプスはもとより遠く妙高や白山まで見ることができた。 小屋の主人もここまで見えるのはかなり珍しいと言っていた。中央アルプスとの間にできた雲海に仙丈ヶ岳の長い影もなかなかのものであった。 A氏も上ってきて、二人で記念撮影。A氏の無事下山を祈って別れる。 私は仙丈ヶ岳のピークをあとにし、眼を皿のようにしてライチョウ様を探して稜線を歩くが見つからない。先ほど鳴き声が聞こえたカールにも気配がない。しかしながらそのかわりにライチョウの砂浴びのあとにできた直径20cm位の窪みを3個見つけた。そのうちの1つにはフンも落ちていた。 気持ちが高揚してきて、多くの登山者の中でもライチョウの砂浴び場を見つけられるのはワシぐらいのものだろう、ワシの鳥見道も随分成長したわいと勝手に自画自賛した。この近くで待っていれば、やってくるかなと8:00頃から2時間近くウロウロしたが影も形もなく、一旦小屋に戻って大キジをして心機一転、馬の背を目指す。馬の背は小屋から小一時間位下ったなだらかな稜線の地点で仙丈ヶ岳を別角度から眺められる好展望台である。途中登山道の脇からメボソムシクイの鳴き声が大きく聞こえてくる。「ジュリジュリ」の前に「ジジッ」とサンコウチョウの「ホイホイホイ」の前の「ゲッ」にも似た前置きの音を発するのだがそれもはっきり聞こえるので、しばらく登山道脇のダケカンバの下でじっとしていると頭上3m位のところにひょっこり本人がやってきた。15秒位私に気づかずピコピコ動いていたのでお姿をじっくり拝見させていただいた。私と眼が合うと「ジジッ」と言いながら藪に消えていった。ひと時の憩いであった。 馬の背で景色を堪能したあと、帰り道の藪でまたメボソ様が大きく鳴いている。今度はカメラを構えてじっとしていると数分後なんと藪から登場してくれた。夢中でシャッターを押そうとしたがファインダーが曇ってメボソが消えたあ~。なんだなんだと思ったらガスのせいだ。さっきまであんなにピーカンだったのに万事休す!! それでも10秒位で霧は去り メボソ様は「モデル代を銭取り銭取り」(野鳥関係の方ならご理解いただけるダジャレ)とばかりにしばらく動かずにいてくれて自分としてはそこそこの画像を撮影でき、満足であった。 この藪から登場してくれました!! 八ヶ岳も同様に夕日を浴びており、低い雲が海のようでその中に甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳等が大きな島のように浮かんでいる。言葉では表せない自然の芸術にしばし呆然とする。 しかし日の入りとともにすべてがくすんだグレーの世界にはや代わり。またその移り変わりの激しさに感動!! 話は変わるが今回やたら気になったのが、登山客がザックにつけている熊よけの鈴である。こちらが野鳥の鳴き声に集中しているときに遠くからチリリチリリと聞こえてくる音がある。何かでてきたかなと思っていると結局熊よけの鈴の音だったことが何度もあった。暗い樹林帯ならともかく稜線に出たら熊がいたって遠くからわかるのだから鈴ははずす心遣いがほしいなあ。もともと音については敏感な性質なので、自然の音以外は騒音にしか感じない。うるさくて仕方ない。せっかく山に来てるんだから必要のない音は出さんでくれいというのは我儘でしょうか?などとグダグダ考えているうちに寝込んでしまったが、22:00 に眼が覚めて外にでると昨日に引き続きべったりと星が夜空に張り付いている。02:00にも起きてそれぞれ30分位づつ「星に願いを」した。年に最低一度位は「満天の星」の中に身をおいて大宇宙のなかのちっぽけな自分の存在を感じてみることも必要かなあ。高校時代は地学部の天文班で受験勉強の合間に仲間と「天体観測」と言いながら、週末を学校の天文台でバカなことをやって過ごしていた。そのころのワクワクした気持ちが満天の星空を見ているとよみがえってくるのだ。森羅万象すべて「無常」というが星空だけは永遠のような気持ちになってくる。この晩も気持ちよく爆睡…. Nikon D70s F8-16 AE Sigma Apo 135mm-400mm 及び Nikon coolpix P1
by coconchi
| 2007-08-24 15:18
| Nature
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