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2012年 03月 31日
3.11以降、原発事故に関する様々な書物が出回り
何を読んで何を信じていいか混乱している中で 本書は間違いなく中立的立場から事実が書かれ、 良識をあるまっとうな意見が述べられていると感じた。 著者はエコロジカルな共同体づくりを目指す飯舘村の 再生可能エネルギー導入計画に震災前から関わって おられ、原発事故のあとは「居ても立ってもいられず」3/28には調査チームのメンバーとして飯舘村に入ってゆく。 現場での調査を分析した結果、政府が隠していた様々な事実が明らかにされてゆくのであるが、読み進めてゆくうちに すでに我慢の限界を超えている国や電力会社に対する 「不信・不安」がますます助長されてしまった。 政治も原子力産業も第一に守ろうとしているのは住民の命ではなく、 彼らの「体制」でありそのために「御用学者」と呼ばれる人々に安全神話をPRさせ 「原子力ムラ」なるものを作りあげていった過程が身に沁みて理解できた。 一方でIAEA、ICRPなど原子力に関する国際組織に ついてもその成り立ちや歴史的背景がよくわかった。 MOX燃料、プルサーマル、SPEEDI等の用語は新聞で理解していた つもりであったがその裏にある国や電力会社のおぞましさには あきれてしまう。 このように行政や電力会社への怒りがますますつのるばかりであるが 本書の全体を貫くのは静岡の自然豊かな里山で育った著者の 飯舘村への深い思い入れと愛着だと思う。 遠くでこの事故と被害にあわれた方々を見ているだけの傍観者である小生であるが 著者をはじめとする良識ある人々の支援活動がなかったら飯舘村は ただただ「御用学者」の言いなりになってしまい 事態はさらに悲惨なことになっていたのだろうともつくづく感じた。 ここのところ内閣は消費税増税で頭が一杯なのだろうが、 「福島第一原発から比較的離れた場所に位置する飯舘村が これほどの放射能汚染の地になったのは偶然でしかない。… この本のタイトルはもしかするとあなたの住む町だったかもしれないし、 原発のある限り、あなたの住む町が次の「風下の町」になるかもしれない。」 の一節は「脱原発」以外に方法はないことの最後の確認であると思う。 無謀にも人気ブログランキングに参加中です。バナークリックにて応援お願いいたします!!
by coconchi
| 2012-03-31 12:32
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