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2009年 06月 28日
佐渡島の佐渡トキ保護センターで大切に育でられた十羽のトキが放鳥されたのは昨年九月のことだが、先日、早朝4時頃のNHKラジオで、野鳥研究家の唐沢孝一氏が「トキは江戸時代は害鳥だったんですよ。」という話をしており、一気に眼が覚めてしまった。
江戸時代は、一般の人々の狩猟が禁じられていた事もあり、田植えの終わった稲の苗を踏み荒らしてしまうトキは農民の目の敵にされた。新潟市内や佐渡市には、トキを追い払うこんな歌があったそうだ。 「おらが、いっち憎い鳥は ドウとサギと小スズメ 追って給(たまわ)れ 田の神ホーイ、ホーイ 佐渡島(さどがしま)へ ホーイ、ホーイ」。「いっち」というのは、「一番」という意味。「ドウ」はトキの鳴き声からつけられた別名だそうだ。サギやスズメを追い越してトキがワースト害鳥一位になっているのも驚きだ。また、放鳥された現代のトキの雌がみんな本州に渡ってしまっているとは逆ルートではあるが「追い払い歌どおり」の展開になっており思わず苦笑してしまった。 害鳥、害虫、害獣など常に人間がこの地球で一番偉いという論理のもと、その時代の人間の都合によって動植物は悪者にされたり、ヒーローにもなる。数が減ってくれば、価値が上がり「いるよ!!」という噂があれば静かなフィールドに人が押し寄せる。数が増えれば邪魔だと駆除される。その数の増減も人為的な要因がほとんどだ。 普段つい忘れがちな動植物に対しての「謙虚さ」というものを(自戒の念を感じつつ)考えさせられた話であった。最後に唐沢先生は「トキはトキ(時)によって変わってしまうんですよ。」で話を締めくくった。 無謀にも人気ブログランキングに参加中です。バナークリックにて応援お願いいたします!!
by coconchi
| 2009-06-28 16:03
| トリとめもない話
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