ブログパーツ
お勧めリンク
野鳥の図鑑はこちらで
フォトギャラリー野鳥図鑑 環境・エネルギー問題に関するニュースと提言 Greener World 素晴らしい野鳥写真の数々 かわせみのひとりごと 鳥さんと いつも 一緒 静岡の滝めぐり&撮れたら良いね KENじいの部屋 デミのピンボケ撮影日記2 蜂熊さんの 「鷹の渡り静岡」 Hawk Migration Network of Japan (タカの渡り 全国ネットワーク) 日本高山植物保護協会 日本野鳥の会 日本野鳥の会静岡支部 公式サイト 日本野鳥の会静岡支部 のブログ 南アルプス南部の登山・ 観光情報 南アルプスNET(南アルプス北部の情報) 南アルプス仙丈ヶ岳直下にある仙丈小屋のブログ 仙丈小屋へようこそ Tweet 以前の記事
カテゴリ
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2008年 08月 31日
ライチョウが人を恐れないことは今回の南アルプスで体験したがそれにしても、恐れなさすぎ(!?)ではないかと今でも思う。登山道で20-30人の団体登山客にキャーキャー言われて、写真を撮られても悠々としている、というより無視してヒナたちを見守っている姿は「真冬のきつさに比べたらこんなのどーってことないもんね。」と言いたげで「さすが大物!!国の特別天然記念物!!」と声を掛けたくなる。道路の真ん中で車に引かれそうになる一歩手前で飛びたつキジバトとは「恐れ」の質が違う。(キジバトさん失礼!!)
なぜこんなにライチョウは人をおそれないのだろうか?海外に生息するライチョウも逃げないのだろうか? 信州大学中村浩志教授の著書「雷鳥が語りかけるもの」(山と渓谷社)を再び読んでみた。 本書よると世界には23種のライチョウの亜種があり、日本では北海道に生息するエゾライチョウと日本アルプスに棲むニホンライチョウの二種がいるのだが、中村教授がアリューシャン列島やアラスカに生息する海外のライチョウの調査に行ったときは50mの距離で目が合ったとたんになんと飛んで逃げてしまった。 さらにスコットランドのライチョウも同様であり、日本のライチョウだけが人を恐れないことがわかった。またライチョウの標識調査で足環をつけるために捕獲をするのだが、捕獲したあとに誤って逃がしてしまっても遠くには逃げずふたたびそっと近づけば捕獲できるのだそうだ。 なぜ日本のライチョウはこんなにも人を恐れないのだろうか?著者によると日本ではライチョウが狩猟の対象にならなかったことがその直接の原因となっているのだが、山頂まで人の手を入れてしまった牧畜を中心とした欧米文化と高山の自然を残してきた日本文化の違いが重要なポイントだという。
by coconchi
| 2008-08-31 09:55
| 野鳥
|
ファン申請 |
||